三大山城、日本五大山城と日本五大山岳城の違いは何なのか

こんにちは、かずやんこ(kazuyanko)です。
日本三大~や、日本五大~など、日本各地に点在しているものに順位をつけたくなるのは自然だ。日本の城郭に於いても例外ではなく、様々な三大~、五大~が存在する。

岩村城01 
日本三大山城の中で最も高い位置にある岩村城

その中でも「山城」と「山岳域」については微妙な点が多く、疑問に感じている方もいらっしゃるかと思う。今回はこの山城について少しデータで比較していく。

標高順で三大山城、日本五大山城、日本五大山岳城を比較

<三大山城>

城名 所在地 城郭構造 主な城主 標高(m) 築城予測年
岩村城 岐阜県恵那市 梯郭式山城 遠山景任 721 1221
高取城 奈良県高取町 連郭式山城 本多利久 583 1332
備中松山城 岡山県高梁市 連郭式山城 三村元親 430 1240

<日本五大山城>

城名 所在地 城郭構造 主な城主 標高(m) 築城予測年
小谷城 滋賀県長浜市 梯郭式山城 浅井長政 495 1516
観音寺城 滋賀県近江八幡市 山城 六角義賢 432 1335
七尾城 石川県七尾市 連郭式山城 畠山義綱 300 1428
月山富田城 島根県安来市 複郭式山城 尼子経久 197 1185
春日山城 新潟県上越市 連郭式山城 上杉謙信 180 1336

<日本五大山岳城>

城名 所在地 城郭構造 主な城主 標高(m) 築城予測年
八王子城 東京都八王子市 山城 北条氏照 445 1587
観音寺城 滋賀県近江八幡市 山城 六角義賢 432 1335
七尾城 石川県七尾市 連郭式山城 畠山義綱 300 1428
月山富田城 島根県安来市 複郭式山城 尼子経久 197 1185
春日山城 新潟県上越市 連郭式山城 上杉謙信 180 1336

表を見ると、「日本五大山城」と「日本五大山岳城」については、小谷城と八王子城の変化があるものの、4城がかぶっているのである。戦国時代までの城は敵からの襲撃に備え山城が多く存在しており、上記の表以外にも数多くのすばらしい山城(跡)があるのだ。

竹田城 
天空の城と言えば竹田城跡

天空の城として近年有名な兵庫県の竹田城は、標高353mであり天守だけでなく本丸、二の丸など広大なスペースを山の頂に有しており、当時の石垣がほぼ完ぺきの状態で残っているにも関わらず、なぜか三大山城、五大山城、五大山岳城のどれにも属していない。

日本で最も標高の高い城郭は御坂城

標高により選定するならば、山梨県の河口湖北側にある御坂城(みさかじょう)を例にとると、国土地理院のHPで確認したところ、1571m付近であるようだ。もちろん付近も山岳地帯であり、山の麓からの高低差(比高)となると河口湖から計算して約740mであるが、三大山城に指定されている城と比べても完全に群を抜いているのだ。御坂城

結局のところ、五大~と「大」の字がつくものの、スケールや数値を言っているものではない。それは日本100名城でも言えることであるが、「著名な歴史の舞台」、「地域の代表的なシンボル」、「文化財や遺構が当時のままどれだけ残っているのか」が重要なポイントであり、国指定の史跡であることが必要だったのだ。

真(新)五大山城の制定は間近?

しかし、これを制定した時から比べて新しく文献が発見され、発掘調査が進み、観光用に整備がされたりなど、状況は日々変化している。我ら城好きとしてはスケールや標高差、構造にポイントを置いた”真五大山城”が制定されても良いのではないかと思えるのだ。

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