大坂城と名古屋城のもっとも簡単で素早い見分け方は天守台の石垣を比較

こんにちは、かずやんこ(kazuyanko)です。
今回は大坂城(大阪市)と名古屋城(名古屋市)の見分け方について。

※現在(2018年5月7日より)名古屋城は木造復元工事の為、天守閣へ入城不可。天守閣以外(本丸御殿等)は通常通り。木造になった天守の完成予定は2022年12月。

大坂城と名古屋城の簡単な判別

お城好きやマニアにとっては画像やイラスト、動画を見せられて一瞬で「○○城!」と答えられるのは当たり前のことかもしれない。それは何回も何回も城郭を訪れたり、資料を見まくっているであろうから反射的に出てくるのだ。

大坂城 
大坂城天守。少し離れて見てもこの存在感

お城や歴史に興味が少しはあるが、あまり城郭を訪れたことがないという方や、大好きだけどパッと見ただけでは何城なのか即答できないなという方も多いだろう。
クイズ王を目指しているわけでもない我々は即座に城名を答えられる能力を有する必要性はないのであるが、「三名城」や「三大名城」ぐらいは即答し、知ったかぶりをしたいところだ。

名古屋城 
名古屋城天守。下から見ると天守の大きさがよくわかる

「三名城」と「三大名城」について

三名城 ⇒大坂城、名古屋城、熊本城 ※順不同
三大名城⇒大坂城、名古屋城、姫路城 ※順不同

三大名城に数えられる姫路城は暴れん坊将軍で有名な世界遺産にも指定されている真っ白なお城でかなり特徴がある。また、三名城に数えられる熊本城はくまもんと同じ黒が基調の天守で、簡単に見分けがつきやすいはずだ。

しかし三名城と三大名城のどちらにも数えられる名古屋城と大坂城(大阪城)は、一般的によく間違えられるのである。テレビ等を見ていると、たしかに一瞬どっち?となる時がある。

大坂城 
豪華絢爛な大坂城も下から。威圧感が伝わってくる

もちろんどちらも非現存天守であり、鉄筋コンクリート構造により再建され、名古屋城は外観のみが復元、大阪城に至っては史実に基づいて再建されていない復興天守だ。
この再建された天守のどこが似ているかというと、天守自体の大きさ、高い石垣、壁の色、屋根の色、金の鯱などだ。これだけ揃っていればパッと見、間違えるのも無理はない。

大坂城と名古屋城の比較 
天守構造や破風の違いがわかれば間違えることはない

ただし、両城の違いは、数え切れないほどある。もちろん天守全体を見渡せるような写真であれば、5層目だけに黒漆喰を使った望楼型部位(大坂城)で見分けがつくのだが、一部分だけアップされた画像や暗い写真ではわかりづらい。

大坂城と名古屋城の比較1 
同色の布積みが大坂城。カラフルな乱積みが名古屋城

そこで、天守最上階が見えにくい場合は、天守の石垣(天守台)に注目してもらいたい。
大坂城は藤堂高虎(とうどう たかとら)が。名古屋城は加藤清正(かとう きよまさ)が築城時の天守石垣普請に携わっている。ご存知の通り両者は築城の名人であり、高虎は伊賀上野城で見られる直線的な超高石垣を。対して清正は熊本城で見られる武者返し(扇の勾配)と呼ばれる高石垣を手掛けている。これは天下普請の時にもこの能力を発揮しており、大坂城には直線的な美しい高い石垣、名古屋城には扇の勾配を取り入れた芸術的な高い石垣を積み上げているのだ。

大坂城と名古屋城の比較2 
美しい扇勾配の名古屋城(左)。隅石(算木積)の積み方も異なる

また、天守台石垣の勾配だけでなく、石の大きさや積み方、種類もかなり違っている。大坂城の石垣は大き目でサイズと色(石の種類)が揃った石材を使用して布積みをしているのに対し、名古屋城の石垣はサイズが小さ目で色がバラバラ、積み方は乱積みなのだ。

大坂城と名古屋城の比較3 
左が大坂城。右が名古屋城。石材表面の加工度合が全く違う

ここは非常にわかりやすい違いとなっており、ぜひ見比べてほしい。積み方と石材の大きさ、色を見れば下層部分しか映っていない写真等でも即座に判断できるのだ。

大坂城と名古屋城の天守台石垣比較まとめ

大坂城  ⇒ 直線的な布積み。大きな石で形や色が揃っている
名古屋城 ⇒ 扇勾配の乱積み。小さな石も使用されており、形や色が不揃い

大坂城と名古屋城の比較4 
内堀越しの大坂城。一番上の屋根に唐破風が見える

このように石垣の違いで判断できるようになったら少しは物知りだと思われるかもしれない。
しかし、冒頭でも少し触れたが、天守の構造に関しては相違点が多い。望楼型と層塔型の違いや、千鳥破風や唐破風の使用されている位置の違い、狭間の有無や金箔などの装飾部の違いなどが挙げられる。これを知っておくと城めぐりがさらに楽しくなる部分ではあるのだが、ここはまた書かせていただきたい。

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