岡山城 | 戦国乱世の豊臣時代を伝える貴重な城郭は太っ腹展示で城好きの心を掴む

こんにちは、かずやんこ(kazuyanko)です。
今回は岡山県岡山市にある岡山城。

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堂々たる4重天守。天守台は珍しい五角形をしている

烏城(うじょう)と呼ばれる岡山城天守は豊臣時代天守の特徴である黒漆塗りの板が壁に張り巡らされ、数少ない黒に統一された望楼型の勇壮な外観だ。日本100名城70番。

城好きが好む見どころ多き岡山城址

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堀はほとんど埋められ巨大な城郭であった名残は少ない

様々な大河ドラマや映画に登場する豊臣家の五大老(ごたいろう)の一人である宇喜多秀家が城主となり現在の遺構で見られる城郭を作り上げたということもあり、巨大な権力がよく反映された全国有数の大きな城郭である。

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公園として整備されており入城は無料だ(天守は有料300円)

岡山城天守も名古屋城天守等と同じく、自然災害や明治の廃城令など多くの危機を乗り越え長い間鎮座し続け、旧国宝に指定されていたが、惜しくも昭和の戦火で焼失している。

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古い部分と修復されたところがよくわかる本段石垣

現在の遺構は月見櫓と西之丸西手櫓が江戸時代の現存建築物(重要文化財指定)であるが、天守や門はすべて戦後に外観のみ復元されている。

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不明門正面。「岡山中学の址」と刻まれている

しかし城好きにとってはここ岡山城も見どころが多い。立派な内堀はもちろんのこと豊臣時代のものが増改築を繰り返しそのまま使われ続けた本丸の高石垣は、築城当時の野面積み(のづらづみ)の技法部分に打込み接ぎ(うちこみはぎ)の石垣部分を付け加えた跡を見ることができる。

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各所に見られる特徴ある鈍角の本段石垣

また、門や櫓の石垣には切り込み接ぎ(きりこみはぎ)の技法までを見ることができ、どの時代にどの場所を増設、修復したのかを予測しながら楽しむことができる。

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立て看板に見栄え重視の薄い石だと書いてある

また、本丸内には地中内から発掘調査にて発見された宇喜多氏築城時の石垣を見ることができたり、改修の際にどのような土をどれほど盛って埋め立てをしたのか等がわかる展示を行っていたり、城マニアならずとも発掘された場所に無料で入ることができ、直接触れたりすることで興味を持ち歴史を忍ぶことができるよう工夫、整備されているのだ。

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中に入ることができる築城当時の発掘調査跡

通常、発掘調査にて発見されたような部分は歴史的にもかなり貴重であり、いたずら防止や長持ちさせる意味からも立ち入りが禁じられ、触れたりすることができないようになっているのだが、ここ岡山城の展示の仕方は非常に好感が持てる。

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注意書きはあるが、何のガードもなく触れたくなる展示

今まで子供の頃から岡山城を幾度となく訪れているが、私が城郭や石垣、歴史に興味を持つことになったきっかけの場所であり、ぜひ訪れていただきたいおすすめの城址だ。

アクセス


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〒700-0823 岡山県岡山市北区丸の内2丁目3-1
TEL:086-225-2096
<交通>岡山駅から路面電車「東山行き」乗車。「城下」駅から徒歩10分

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