こんにちは、かずやんこ(kazuyanko)です。
今回は愛知県日進市岩崎町にある「岩崎城」。
岩崎城は織田信長の父、織田信秀によって1520年代に築城されたとされる尾張国東端(愛知県日進市)の城跡である。
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岩崎城正面。立派な石垣と天守がお出迎え
現在の岩崎城天守は模擬天守であり、当時にこのような天守があったかどうかは不明のようだ。ただ、模擬天守にしてはなかなか立派な作りである。天守だけでなく、土台もかなり本格的な打込接ぎの石垣だ。外観は望楼型の戦国時代のそれを思わせる作りで、目にした途端、城マニアならば胸が躍ることだろう。
小牧・長久手合戦の舞台となり歴史的にも有名な城
関ヶ原の戦いがあった1600年に廃城となっており、さすがに建築物等の遺構は何も残されていないが、廃城後は江戸時代から現在に至るまで特に開発が行われていなかったこともあり、空堀や土塁、井戸など当時のままを多く残しているという貴重な城郭遺産でもある。
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立派な石垣と大手門?からの虎口は模擬でも見応えあり。手すりも完備!
このお城の凄さは、4階建ての天守内部と併設する歴史記念館の入館料が共に無料だということ。模擬天守であっても建設費のみならず管理をしていく上での費用は相当なものであろうが、日進市民ならずとも誰でも無料解放するというのは、非常にすばらしいことであるし、頭が下がる。私が知る限りでは岩崎城以外にすべて無料の城は覚えがない。
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案内板を見ると、発掘調査後はすべて埋め戻したと書いてある・・・
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中まで入ることができる古墳!案内板を見ると、やはり復元であった。
小牧・長久手合戦の舞台となり、歴史的にも非常に重要な出来事のあった城であるだけでなく、城址公園としてキレイに整備され、遺構は少ないが無料で歴史を偲ぶことができる岩崎城は、歴史や城郭好きには訪れるリストにぜひ入れていただきたいおすすめ城址の一つだ。