犬山城 | 日本最古の様式である国宝現存天守は戦国の世を生き抜いた名城

こんにちは、かずやんこ(kazuyanko)です。
今回は愛知県犬山市にある犬山城。

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小さいながらも国宝犬山城のオーラは半端ない

戦国時代は常に重要な拠点であった犬山城

尾張国(愛知県犬山市)と美濃国(岐阜県各務原市)の堺にある木曽川沿いにある犬山城(別名:白帝城)は、織田広近の砦に織田信長の叔父織田信康が築きその後多くの武将が入城、改修を繰り返し現在の姿となった名城である。日本100名城43番。

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荒々しい野面積みの天守台石垣が歴史を感じる

戦国時代を描いた映画や大河ドラマ等では数多く登場し、小牧・長久手の戦いや関ヶ原の戦いでは西軍の重要拠点となるなど、地理的、地形的に戦を進めるうえで犬山城を拠点とするメリットが非常に大きかったことがよくわかる城郭である。

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付近からは天守が見えないような構造になっている

泰平の世となった後には、尾張藩付家老の成瀬正成が城主となり、以降成瀬家が平成16年の現代まで城主を務めており、個人所有の国宝天守であったことは有名だ。
城内の遺構としては天守と石垣が残る程度であり、門や櫓、塀などは現存しておらず模擬建築となっている。

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模擬の城門はなぜか徳川家のそれに似ている

天守内はもちろん中に入ることができる(有料:大人550円)。戦国の世を耐え抜いた木材等を肌で感じることができる。国宝級の建築物は基本的に一般人が触れられないようガード補強をしていたり、立ち入りを規制していたりするものであるが、ここ犬山城はそういったことが少なく、様々な箇所をナマで見たり触れたり感じたりできるのだ。

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木のぬくもりと歴史を感ることができる天守内部

国の宝にもかかわらず、どこか緩い感じや、天守最上階等はなぜか生活感まで感じられるようなあたりが、城好きの心を掴んでいるのであろう。私ももちろん大好きな天守の一つだ。

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京都二条城のように歩くと床が軋む音がする

内部は薄暗く幅の狭い急な階段が数多くあり、現存している古い天守の最大の特徴だ。ただ、足腰が弱い方などは最上階まで行くのは大変かもしれない。

犬山城が大好きな理由

ここからは余談だ。
かつて私は学生のころ、いつも犬山城の対岸を車で通り学校へ行っていた。その頃はまだ城好きではなかったのだが、1人で犬山城を訪れたことがあった。

その日は平日であったのであろう城内ガラガラで、せっかくだから天守の最上階から景色を見ようと思い、登城したのだ。まだ若かった私は飛ぶように急階段を駆け上がり天守最上階へ行くつもりであったが、途中で老夫婦に引っかかった。手すりは当時も付いていたが登るのが大変な様子で、最上階まで一緒に登るのを手伝ったのだ。

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天守内はもちろん急な階段ばかりである

偽善者的な行動は恥ずかしさもあり嫌いであったが、その日はひとりであり、ガラガラであったことから勇気を出して「お手伝いしましょうか」と声を掛けたのだ。
なかなか大変であったが途中から犬山城の人も加わり何とか老夫婦共に最上階まで登ることができた。小さい天守だが30分以上はかかっただろうか。

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歴代城主の肖像画や写真が飾られている

もちろん下に降りるまで付き添い、別れ際に老夫婦は私に何度もお礼を言ってくれた。「お陰様で良い眺めを見させていただくことができました。本当にありがとうございます。」と。その時は本当に良い気分だったことをよく覚えている。

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各務原方面(北方向)もまた絶景

お城の中で「お父さんがお城が大好きで、元気なうちにもう一度犬山城に登りたいと、どうしても聞かないんです。」とおばあさんが言っていた。今思えば、私はこの日の出来事がきっかけでお城に興味が湧きだしたのは間違いない。

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犬山橋方面。手前は名鉄犬山ホテル

あれから長い年月が経ち、大のお城好きとなった私は、今でも犬山城を訪れた際には当時のことを思い出し、なつかしさで目頭が熱くなるのを感じるのだった。

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