自転車(シティサイクル/折り畳み等)のグリップシフト(変速器)は自力で交換

自転車が故障した場合、通常は自転車店に持ち込むのが当たり前であろう。
しかし、特殊な工具が必要である部分ではないため、自分で修理をしてみるのも案外悪くない。

シフト交換1 ↑
通勤用に使用している普通の折り畳み自転車

自転車のグリップシフトを自力で交換

自分で直すメリットとしては、自転車店まで運ぶ手間を省くことができるのは言うまでもないが、構造を理解すれば出先で何かトラブルがあった時にその場で対処をすることができる可能性も出てくる。さらには自分の自転車への愛着心が芽生えたり、家族や友人などの自転車を修理してあげることで貸しを作ったりなどが考えられるが、何といっても工賃等のコストを抑えられる。

シフト交換10 ↑
安価な自転車によくあるグリップシフトレバー

前置きが長くなったが、今回通勤用の折り畳み自転車に装備されている6段ギアのシフトチェンジができなくなった為、修理を行うことにした。
私の場合、グリップシフトから後輪のギアに繋がっているワイヤーのどこがが切れてしまったようで、何の抵抗もなくなったシフト操作は異常に軽くなり、カチカチと回してみてもギアを変速する素振りを見せない症状であった。また、ギアは普段使わないTOP(一番重い側)に固定されたため、坂道などではかなりの力を入れてペダルを漕いでも進んで行かない状況となった。

シフト交換3 ↑
変速機はリアのみでシマノ製の6速

当初はワイヤーを購入しようと通販サイトで色々調べていたのだが、現在装備されているグリップシフトとワイヤーがセットになっているものを発見し、せっかくなのでそちらを購入することにした。これはアウターケーブルと言われるプラスチック製のワイヤーを通す為のやわらかいストロー状の長い筒もセットになっているもので、税込1,000円程度であった。

シフト交換4 ↑
アウターケーブルとエンドキャップが付属した商品

ワイヤーのみ交換するのもアリではあるが、私のように経年劣化で悪くなったような状態の場合には、アッセンブリ(すべて付属した状態)交換するのがおすすめだ。

シフト交換5 ↑
近所の自転車店で一番安かったグリップ

グリップシフトの交換方法

購入が必要な品
1.グリップシフト本体(ケーブル付属)
2.ハンドルグリップ左右
3.必要な工具

交換の作業をするにあたり、私の場合必要であった工具は下記だ。
レンチやスパナのサイズはシフトのメーカーや種類によって違う可能性が高いため、事前に注意が必要だ。私の場合、自動車関連などではほぼ使うことのない9mmスパナが無く、別途購入した経緯がある。

必要な工具
1.6角レンチ(5mm)
2.スパナ(9mm)
3.カッターナイフ
4.ニッパー
5.プラスチックハンマー

まずは現在装着されているシフトを外すわけだが、これが簡単にはいかない。グリップを外し、本体は6角のレンチのみで取り外しができるのだが、何といってもワイヤーが切れるほどの古い自転車だ。ゴム製のグリップはハンドルバーに完全に固着しているようだ。

シフト交換6 ↑
温めたり色々してみたが取れず、結局切断

そこで少し考えた結果、カッターナイフでグリップを切断することに。これがまた面白いようによく切れ、特に力を使わなくとも簡単にグリップを外すことに成功した。その後は簡単。6角レンチで緩めたシフトレバーはスルっとハンドルから抜け、後輪側のギアに取り付けられているワイヤーもナット1本を緩めるだけで取り外しができた。

シフト交換7 ↑
画像ではワイヤーを取り外しているがそのままでOK

取り外した後はその逆で、自転車のフレーム各所にあるガイドへアウターワイヤーに通したケーブルを入れていき、だいたい通した時点でハンドル側のシフト本体を
6速の位置にあわせ、取付する。そして余ったケーブルを切断し、リアディレイラー(後輪ギアについている変速機)へワイヤーを取付け、微調整を行い動作を確認する。

シフト交換8 ↑
フレームにあるガイドへワイヤーを通す構造

問題なくシフトチェンジすることが確認できたらワイヤーの先にかしめキャップをし、ハンドルへ新品グリップを挿入し完成だ。

交換手順
1.ギアをディレイラーがフリーになる位置へ(私の場合はTOP6速)
2.ディレイラーからワイヤーを外す
3.グリップを外す
4.シフト本体をケーブルごと外す
5.汚れている部分を軽く清掃(任意)
6.ケーブルをフレームに装着
7.シフト本体取付
8.長さを合わせケーブル切断
9.ディレイラーへワイヤー固定
10.動作確認
11.ワイヤーのテンション調整
12.動作確認と微調整を繰り返す
13.ワイヤーのキャップ装着
14.グリップ取付

かしめキャップについては、先ほどワイヤーの切断に使用したニッパーで可能。また、グリップを挿入するのは滑りが悪く力が必要なため、潤滑油を塗っても良いが、個人的にはグリップに力を入れた時に回ってしまうのが嫌なため、外側からプラハンで叩き入れることにした。また、同じグリップを探すのは困難な場合が多いため、左右共に交換してしまうのも気分転換になって良いだろう。

シフト交換9 ↑
シフト本体のカバーも簡単に取り外せる構造だ

最後にワイヤー系は使っていくと少し伸びたりする傾向にあるため、シフトが入りやすいテンションに後日再調整が必要。少しの調整であれば、ケーブルを通したリアディレイラー側のアジャスターを素手で回すだけでいけるだろう。

シフト交換2 ↑
大手家電量販店の自転車補修パーツ売り場

難しい工程はほぼない作業のため、ぜひとも交換にチャレンジしていただきたい。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク